「木曜日にはココアを」青山美智子|私たちは、つながっている

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こんな人におすすめ

・人とのつながりを感じたい人
・前向きな気持ちになりたい人

あらすじ

マーブル・カフェは大木に隠れるようにひっそりと建っている喫茶店。そこで働く主人公のワタルは、木曜日にいつもの席でホットココアを注文する女性に思いを寄せている。とある木曜日、いつもの時間に来店した彼女の様子がおかしい。ワタルは涙をはらりと流す彼女に、勇気を出して声をかける。マーブルカフェと主人公を起点としてつながっていく12の物語。

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私たちは、誰かの人生に影響を与えている。

誰かのために、何かのために、彼は起点となって人を動かすのだ。マスターと出会わなかったら世に放たれることのなかった光が、たくさんあるのだろう。でも考えてみたら、多かれ少なかれ、誰もが誰かにとってそういう存在なのかもしれない。きっと知らずのうちに、わたしたちはどこかの人生に組み込まれている。

この言葉は、今回の小説を通して作者が一番伝えたかったことなのではないでしょうか。自分の何気ない言葉や行動が、知らず知らず他人に影響を及ぼしているかもと思うと、不思議な気持ちになります。

全体の感想

この小説を読んだ後は、青山美智子先生特有のほっこりとした読了感に包まれました。マスターがマーブルカフェをオープンしたことで、国境すら越えた12の物語が紡がれていきます。この小説の中では、12の物語が描かれましたが、実際にはもっと沢山の物語が広がっていくのだろうと想像が広がりました。

自分なんてちっぽけな存在だ。そんな風に考える人が多いのではないでしょうか。でも、そんな自分でも案外、沢山の人生に影響をあたえているのかもしれません。そう考えたほうが楽しいなと思いました。この本を読むことで、そんな前向きな気持ちになることができました。

なんとなく落ち込んだとき、人とのつながりを感じたいとき、この本を手に取ってみてはいかがでしょうか。

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