福岡市を経営する 高島宗一郎|福岡市はアジアのリーダー都市になる!

はじめに

今回紹介する本は、福岡市長に36歳という若さで就任した高島宗一郎さんが執筆されたものになります。

高島市長は、もともと福岡でアナウンサーとして活躍されていた方で、行政の経験は無かったそうです。

アナウンサーとして知名度はあったものの、いきなり市長となったわけですから、相当な苦労があったものと想像できますね…。

また、私も30代の社会人なのでわかるのですが、36歳というのはかなり若いです。

当然のことながら世の中には、40代、50代、もっと上の年齢層が存在します。

そんな中、36歳の若者がリーダーとなって指揮して福岡市を動かしていくわけです。

とんでもないプレッシャーがあっただろうし、周囲の人からの圧力や、心無い言葉を沢山受けてきたことでしょう。

そんな逆境を跳ね返し、

福岡市をアジアのリーダー都市にする。

この目的を達成するため、どんどん新たな挑戦をする姿には、市長としてだけでなく、リーダーの本質を見たような気がします。

本書は、福岡市に住んでいる方にとってはもちろんのこと、他の地域に住んでいる方や、組織をまとめる立場の方にもおすすめの本になります。

市長の仕事場は「デスゾーン」

高島市長は、登山家の三浦豪太さんと話す機会があったそうです。

その際に、次の言葉を聞きました。

エベレストの山頂はデスゾーンと呼ばれていて、動物が生きられないから、汚す人が誰もいない。だからきれいなのです

この言葉で高島市長はハッとしました。

素人から見れば幻想的に見える山頂こそ空気が薄くてとても生きづらい」というのは、大企業の経営者など「一見華やかに見えるけれど大きな責任を背負った人が生きる場所」と同じではないか、と思ったのです。

トップに立つ人々は、とても華やかで、楽しい生活を送っているイメージがあります。もちろん自分自身もそのイメージを持っていました。

ところが本書を読むことで、トップに立つというのは、そんなに楽しいものではなさそうだなと感じました。

それこそ、強靭なメンタルが無ければ務まらない仕事です。

反対意見を押し切って、多くの人々から恨みを買うような決断が必要な場面もあるのです。

各メディアや、SNSなどで批判を受けることも多いでしょう。

トップに立つリーダーを悪く言うことは簡単です。

「あの人はリーダーシップが無い」
「あの人は私たちのことを考えてくれていない」
「あの人にはついていけない」

こんな風に好き勝手なことを言われるし、リーダーの辛さを理解してくれる人はほとんどいないでしょう。

なぜ高島市長が、こんなに大変な、福岡市長という立場に立ち挑戦し続けるのか。

本書を読むことでその理由がわかってくると思います。

今日の努力の順位は、世の中の何番目だろう

「才能」には限界があります。でも、「努力」であればいちばんになれます。私は毎日「今日、努力した順位は受験生の中で何番目だろう?」と考えていました。毎晩、電気を消したあと目を閉じてからこう思うのです。「こうしている今も電気を消さずに準備をしている受験生がいるのではないか。そもそもこんなことをベッドの中で考えている自分がいるということは、まだ余力があるのに、自分の意志で今日を終わらせようとしているのではないか。朝生まれてきた命を、自分の意志で終わらせようとしているのではないか。今日という一生は、本当に悔いがないものなのか?」と。

高島市長が学生時代、アナウンサーの受験準備をしている際に考えていたことだそうです。

今日努力した順位は受験生の中で何番目だろう?

この質問を30代になった現在の自分にも問いかけてみました。

決して努力の順位が上位ではないと感じましたし、むしろ下位ではないか?そう思いました…。

急に自分の生活を変えることは難しいですが、自分の努力の順位がいちばんになれるように頑張らなければいけないなと感じました。

高島市長が大切にしている言葉

 

成功の反対は失敗ではない。成功の反対は挑戦しないことだ!

幸せだから笑うんじゃない。笑うから幸せになるんだ!

本書の最後にこの言葉が紹介されていました。

高島市長は、毎年の成人式でこれらの言葉を贈るそうです。

これらの言葉には、

「何事も受け身じゃダメだ!理想の人生、理想の国、理想の時代は自分たちで作ろうぜ!」

というメッセージが込められているそうです。

本書を読み進めて高島市長の行動や考え方に触れた後だからこそ、この言葉が刺さりました。

自分自身、受け身になってしまうことが多いのですが、そんなときにはこの言葉を思い出していこうと思います。

全体の感想

本書を最後まで読んでみて、なぜだか明るい気持ちになりました。

こういった行政の本は、日本の将来を悲観する話が多いですが、本書では未来への明るい希望を感じることができたのが理由かもしれません。

福岡市も、さらには日本もまだまだ捨てたものではないなと感じました。

また、組織のトップが変わるだけでここまで行政が変わるのかと驚きました。

正直に言うと、本書を読むまでは市長なんて誰が務めても大して変わらないと思っていました。

本書を読むことで自分の考え方が変わったし、市長という仕事への尊敬の念も出ました。

福岡に住んでいる方や、組織でリーダーを務めている方には特におすすめしたい本になります。

ぜひ手に取って読んでみてください!

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